コラム

サウナで”整う”ってどんな状態?サウナが気持ちよく感じる理由

サウナ愛好家の間でよく耳にする「ととのう」。一体どんな感覚なのでしょうか?
この記事では、「ととのう」とは何か、なぜサウナが気持ち良いと感じるのか、そのメカニズムを分かりやすく解説していきます。
サウナの魅力をさらに深く知り、心も体も解き放たれるような体験をしてみませんか?

サウナで”整う”とは

「ととのう」とは何か?

「ととのう」とは、サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことで得られる、一種の恍惚感や多幸感を伴う状態を指します。
心身が一体化するような感覚、深いリラックス状態、あるいは五感が研ぎ澄まされるような感覚など、人によって表現はさまざまですが、共通するのは、言葉では言い表せないほどの心地よさがあるということです。

「ととのう」と感じる瞬間

「ととのう」と感じる瞬間は、主に外気浴中や休憩中に訪れます。具体的には、以下のような感覚が挙げられます。

  • 多幸感、一体感、無重力感: まるで体が宙に浮いているような、あるいは全てと一体化したような感覚に包まれます。
  • 頭がクリアになる、五感が研ぎ澄まされる: 雑念が消え、頭の中がクリアになります。視覚、聴覚、触覚などが普段よりも敏感になり、周囲の景色や音、風の感触などを鮮明に感じることができます。
  • 深いリラックス状態: 心身ともに深くリラックスし、ストレスや緊張から解放されます。

「ととのう」レベルと段階

「ととのう」感覚の深さやレベルは、サウナ経験や個人差によって異なります。

  • 初心者: 初めて「ととのう」感覚を体験する場合は、軽い多幸感やリラックス感を感じる程度かもしれません。
  • 中級者: サウナに慣れてくると、「ととのう」感覚がより深く、長く続くようになります。
  • 上級者: サウナを極めた人たちは、言葉では表現できないほどの深い「ととのい」を体験することができます。

サウナが気持ちよく感じる理由

生理学的なメカニズム

サウナが気持ち良いと感じるのには、以下のような生理学的なメカニズムが関係しています。

  • 交感神経と副交感神経のバランス: サウナの高温環境では、交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇します。その後、水風呂に入ることで副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が低下し、リラックス状態になります。この交感神経と副交感神経の切り替えが、「ととのう」感覚に繋がると考えられています。
  • 脳内物質の分泌: サウナに入ると、脳内でβエンドルフィン、オキシトシン、セロトニンなどの物質が分泌されます。βエンドルフィンは、モルヒネの数倍の鎮痛作用があり、多幸感をもたらします。オキシトシンは、愛情ホルモンとも呼ばれ、幸福感や安心感をもたらします。セロトニンは、精神安定や幸福感に深く関わる物質です。

心理学的なメカニズム

サウナが気持ち良いと感じるのには、生理学的なメカニズムだけでなく、心理学的なメカニズムも関係しています。

  • 温熱効果によるリラックス: サウナの温かい環境は、筋肉の緊張を和らげ、心身をリラックスさせる効果があります。
  • 水風呂による爽快感: サウナで火照った体を水風呂で一気に冷やすことで、爽快感が得られます。
  • 外気浴による解放感: 外気浴では、自然の中でゆっくりと呼吸をすることで、解放感や安らぎを感じることができます。

「ととのう」体験を深める方法

サウナの種類と特徴

サウナの種類によって、「ととのい」やすさや感じ方が異なる場合があります。

  • ドライサウナ: 高温で乾燥しているため、発汗作用が強く、短時間で体を温めることができます。
  • スチームサウナ: 湿度が高いため、息苦しさを感じにくく、ゆっくりと体を温めることができます。
  • その他のサウナ: 近年では、ロウリュサウナやアロマサウナなど、さまざまな種類のサウナが登場しています。自分に合ったサウナを見つけることも、「ととのう」体験を深めるためには重要です。

水風呂の温度と入り方

水風呂の温度や入り方も、「ととのう」感覚に影響を与えます。

  • 水風呂の温度: 一般的には、15~17℃くらいが適温とされていますが、慣れてきたら、より冷たい水風呂に挑戦してみるのも良いでしょう。
  • 入り方: 最初は心臓から遠い足先からゆっくりと入り、徐々に全身を浸していきましょう。無理せず、自分のペースで入りましょう。

外気浴の環境と過ごし方

外気浴の環境や過ごし方も、「ととのう」体験を深めるためには重要です。

  • 環境: 自然を感じられる場所、静かな場所、開放感のある場所など、リラックスできる環境を選びましょう。
  • 過ごし方: 椅子やベンチに座って、目を閉じ、ゆっくりと呼吸を整えましょう。雑念を払い、何も考えずにリラックスすることが大切です。

個人的な工夫と注意点

  • 水分補給: サウナの前後は、しっかりと水分補給を行いましょう。
  • 体調管理: 体調が悪いときは、サウナに入るのを控えましょう。
  • 無理は禁物: サウナの温度や時間、水風呂の温度などは、無理のない範囲で設定しましょう。
  • サウナのマナーを守る: 周りの人に迷惑をかけないように、サウナのマナーを守りましょう。

サウナのQ&A

よくある質問とその回答

  • サウナで「ととのう」ためには、どうすればいいですか?

    • サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことが基本です。サウナの温度や時間、水風呂の温度などは、自分の体調に合わせて調整しましょう。
  • 「ととのう」感覚は、誰でも体験できますか?

    • 個人差はありますが、多くの人が「ととのう」感覚を体験できます。サウナに慣れていくうちに、徐々に「ととのう」感覚が深まっていくでしょう。
  • サウナに入ると、どんな効果がありますか?

    • 疲労回復、リラックス効果、美肌効果、デトックス効果、免疫力向上効果など、さまざまな効果が期待できます。

まとめ

サウナで「ととのう」とは、サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことで得られる、一種の恍惚感や多幸感を伴う状態です。
サウナが気持ち良いと感じるのには、生理学的なメカニズムと心理学的なメカニズムが関係しています。
サウナの種類や入り方、水風呂の温度、外気浴の環境などを工夫することで、「ととのう」体験をさらに深めることができます。
サウナを安全に楽しみ、心身ともにリフレッシュしましょう。

ブログランキング・にほんブログ村へ
サウナランキング

-コラム